外国為替証拠金取引とは?

円高・円安の両局面が収益チャンス

FX(外国為替証拠金取引)は、1日24時間休みなく動いている為替レートをもとに、外貨を買ったり売ったりして収益を狙う商品です。

FXの特徴として挙げられるのは、まず「買い」だけでなく「売り」からも取引できることから、円高・円安の両局面で収益を得るチャンスがあることです。為替相場は常に円高・円安を繰り返して推移していますので、収益チャンスが大きく広がります。

円安に動くと予想するならば、例えば1ドル=115円の時にドルを買い、その後実際に1ドル=116円になった時に売れば、為替差益は1ドル当り1円になります。たった1円と思うかもしれませんが、1万ドル(115万円相当)の取引をしていれば、収益は1万円になります(総取引額1万ドル×1ドル当りの差益1円=1万円、取引コストは考慮せず)。

FXのもうひとつの特徴は、株の信用取引と同様の「証拠金取引」の仕組みです。少ない資金にレバレッジ(てこの原理)を利かせることで、大きな金額を取引できるのがFXの特徴なのです。

「自分のお金の何倍もの取引をするなんて恐い」と思われるかもしれませんが、仕組みをよく理解すれば、いかにメリットが大きいシステムかがおわかりいただけるはずです。また、リスクをコントロールする方法も用意されています。

金利差も収益源に

FXには、「為替差益」に加え、もう1つ収益源があります。それは「スワップポイント」と呼ばれるものです。

スワップポイントとは、取引する2通貨間の金利差のことであり、金利の高い通貨を買い、低い通貨を売るポジションを持つと受け取ることが出来ます。ただし、逆のポジションではスワップポイントを支払うことになります。日本が超低金利の現在は「外貨の買いポジションを持つと受け取ることができ、逆に外貨の売りポジションを持つと支払う」と覚えておけばいいでしょう。

FXのもうひとつの特徴は、株の信用取引と同様の「証拠金取引」の仕組みです。少ない資金にレバレッジ(てこの原理)を利かせることで、大きな金額を取引できるのがFXの特徴なのです。

為替相場は常に円安・円高を繰り返しながら推移しています。収益チャンスは次々訪れますから、急ぐことはありません。まずは、商品の仕組みやリスク、取引のコツをしっかり頭に叩き込んでチャレンジしましょう。

PROFILE
武市佳史(たけち・よしふみ)

解説:武市佳史(たけち・よしふみ)

ファイナンシャルプランナー兼(株)マネーパートナーズのチーフアナリスト。日本証券新聞での連載など多方面で活躍中。

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